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母乳栄養をすすめるには

この仕事をして15~16年ほど(出産・育児で休んでいた間は除く)

時代とともに母乳に対する考え方も変わってきますよね


母乳栄養において大事だとよく言われるのは「頻回授乳」

(赤ちゃんが吸いたいときに吸わせるので回数が多くなります)

これをするのが大変だと言われちゃうとどうしようもないのですが・・・


しっかりお乳を吸わすことで乳腺が発達しますし、乳管の開通が良くなるので最初は大変でも結果的に良い方向へ行くものと思われます



ここで難しいのが、きちんとしたマニュアルのようなものがないこと

あるんですよ、方法や注意書きみたいなのは


母乳栄養を進めているクリニックでは「自律授乳」という方法が主に用いられます

でも、この「自律授乳」と呼ばれる、赤ちゃんが飲みたいときに飲ませるというものは

・時間ごとに区切られていない

・足りない時にミルクをどうするかは状況によって変わる

(完全な母乳栄養ではミルクなどはいっさい足さないことになってますが)

などきっちりとした決まりごとがあるようでないような・・・


自律授乳をやってると、そのあいまいさから

「スタッフによって言うことが違います」

よく言われます


入院中の1週間はお乳の変化も著しく時間ごとで状況が変わります

それゆえ、対応したスタッフの指導時のニュアンスが変わってくることがあるのはある程度は致し方ないのですが

これはこちらの言い訳でもありますね


「どうして、今こうなのか」

「さっきとなんで違うのか」

「なぜ、今これが必要なのか」

「今後どうなる可能性があるのか」

というあたりをきちんと説明することを怠るといたずらに混乱させてしまうだけになってしまいます


ここは、私たち助産師や産科の看護師が考えなくてはならないところでしょう




母乳栄養もそこにはご本人の努力も必要です

育児自体がしんどいので少しでも楽したいと思うのもよくわかります

ですが、頑張ったらその先にちゃんとそれなりのご褒美があるものと私は思っています

なんでもかんでも(母乳に限らず)ただ頑張れとお尻を叩かれるのは辛いだけですね


その時に出来る方法を選択してなるべく無理がないように、ほどほどに頑張るのが1番

そのほうが長続きするし、そんな頑張り方でもちゃんと結果は出せます




以前、母乳を頑張る気満々で入院されたのですが

産後、母乳にいい、ということをあまりにも詰め込みすぎてしまい最終的にいやになり

すべてをやめてしまった方がいらっしゃいました


もったいない話だな、と思いました

すべてが嫌になってしまう前に話し合うことができなかったかと残念だったのを覚えています



まあ、そんな思いもあって開業したんですけど・・・



退院後でもなるべく気楽に赤ちゃんや母乳に向き合うことができるように


杓子定規にマニュアルを羅列するのではなく個人差や状況の違いでいろんな選択肢を提供できるように


そんなケアがしたいですね、今だ試行錯誤なところはありますが



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



昔は(戦前のお話)母乳を上げるのに時間を決めてはいませんでした


産後体を休めながら、うとうと眠ってはお乳をあげる

しばらくしたら畑仕事や、家事をやりながら赤ちゃんが泣いたら飲ませる

昔は子供も多かったのでお乳の出が悪ければ他の人のをもらって協力し合う

(今はいろんな理由があってもらい乳はしませんが)


合理化を中心に考えると

時間ごとにさっさとお乳を上げてあとは有効的に時間を使う



そう思わないでもないのですが、赤ちゃんは生身の人間でロボットではありません

時間を決めても、こうしようと計画を立てても残念ながら思い通りにはならないのです



合理化を進めようと大人だけの都合で頑張るとどこかで無理が出ます

母乳だけであろうと、混合栄養、ミルクだけにしたところでこのあたりは一緒です



「段取り」は大事です

でも効率の良いことばかり考えても、育児ではそれが結果につながらないことも多いのです



私たち大人だって、誰かの都合に常に合わせてばかりで生活することはできませんよね

赤ちゃんは他人と協調することも顔色をうかがうこともできません

なおさらです



だからこそ、ここはちょっと語弊がありますが「スローライフ」

ゆったりと赤ちゃんに合わせた生活をして、ママはその間にだらだら寝る


個々の状況にもよりますが

産後はそのほうがしっくりくるような気がするのです


時代に逆行するようですが昔ながらの生活を取り入れることで余裕を生み

気を張らずに母乳もあげる

結果的にお乳が良く出るようになった

そんな母乳栄養の進め方ではいけませんか?



ただ、ママ1人では大変なこともあります

私たち助産師もできるだけお手伝いしますが、ご家族の協力も必要です


最近は実家のお母様も働いている事が多いため娘の産後のお世話が充分できない方も多くなりました


現代人は忙しいですね

だから、みんなに負担がかからないように合理化を考えるのも仕方のないことなのでしょう


でも、赤ちゃんとママが中心の生活


ずっと何年も続くわけではありません

ちょっと考えていただけるとありがたいですね
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